出張旅日記:斜里編-Stay Hospital

恒例の出張旅日記シリーズ第4段は、世界自然遺産・知床のまち斜里町です。
記念すべき「医会長の独り言」第1回で、斜里町で見た流氷を紹介しましたが、他にもたくさんの魅力的な自然に溢れたまちです。

とはいっても、現在全国で新型コロナウイルスの感染が急拡大中。私、普段なら診療後の空き時間にドライブとか飲食とかに出かけますが、今回はstay homeならぬ、stay hospital。出張先の斜里町国保病院には小児科医の宿泊部屋が用意されているので、2泊3日の出張中、なるべく院内の小児科部屋で過ごしていました。

今回最初の外出はお仕事。診療初日の午後、乳幼児健診へお出かけです。


お出かけといっても、病院の隣にある保健福祉センター「ぽると21」まで徒歩1分。遠くに斜里岳が見えます。なだらかな稜線が美しい斜里岳は、日本百名山にも選定されていますが、この写真では美しさが十分伝わらないですね。残念。

そして初日の診療終了後、2度目の外出はコンビニへのお買い物。こちらは徒歩7分です。


高橋准教授と違い、糖質ゼロビールは選びませんでした…。私、「限定」の文字に弱いんです。サファイアホップが何者なのかは知りませんが、「限定」に加えて「希少ホップ」に「天然水」とくれば、買うしかありません。そしてこれを飲みながらソファーにゴロンして、テレビで野球観戦。


この日はラッキーなことに、NHK BS1でカープの試合が中継されてました。そして更にラッキーなことに、勝率わずか4割のカープが勝ち、連敗を4で止めたのでした。カープの試合がテレビ中継され、しかもその試合でカープが勝つなんて、茶柱が2本立つぐらいの確率です(たぶん)。とにかくよかった。満足満足。

で、本来エネルギーチャージしたら、この後お仕事なんですが、斜里の小児科部屋には古来より仕事のやる気を奪う魔物が棲みついています。過去斜里出張に仕事を持参し、それをやり遂げることができた者は数少ないと聞いています。この魔物を追い払う唯一の手段は強靭な精神を持つことと言われていますが、私はまだまだ修行が足りません。結局ダラダラして、気が付くと1日が終わろうとしていたのでした。


持ってきた仕事、3分の1も終わってないなぁ。

ちなみに私たちは交代で出張するので、小児科部屋には診療に関する申し送りノートが置いてあります。


これは、伊藤啓太画伯が申し送りノートに書いた斜里岳。なかなか味があります。が、これでも斜里岳の美しさは十分伝わらないですね。それよりも筋肉痛だの、運動の機会が減っただの、体重が増える一方だの、彼の健康状態が気になってしまいます(笑)。

ということで、斜里岳をはじめとする斜里町の魅力は、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたらお届けしたいと思います。

そのためにも、stay home。
今、自分にできることを、誰かのために。

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