今西梨菜先生の論文が、日本小児循環器学会雑誌に掲載されました!

循環器グループの今西梨菜先生の論文が、日本小児循環器学会雑誌に掲載されました!
今西 梨菜,中右弘一,岡 秀治,島田空知,梶野浩樹,髙橋 悟
胎児期に診断し,無治療で経過観察できている先天性右心耳瘤の一例
日本小児循環器学会雑誌. 2022; 38(3): 198-203.
http://jpccs.jp/10.9794/jspccs.38.198/data/index.html

おめでとうございます。

以下、論文の要旨になります。

先天性右心耳瘤は1968年のMorrowらによる報告以来、新生児から成人を含め国内外での症例が数十例しかいない稀な心内構造異常です。我々は、胎児期に先天性右心耳瘤と診断した一例を経験しました。診断時の瘤のサイズを参考に無治療で経過観察できると判断し、胎児期は合併症なく経過し出生しました。先天性右心耳瘤のフォローアップには、瘤のサイズが一つの目安になると考えます。
図は胎児心エコーでの右心耳瘤(RAAA)の所見です。