学会旅日記 第11回

2023年4月14-16日、東京で第126回日本小児科学会学術集会が開催され、参加してきました。報告を仰せつかりましたので、モノローグ風にまとめてみたいと思います。

・4年ぶりの飛行機
 離陸時と着陸時に以前よりも強くモワッとなり、耳石器と三半規管の衰えを実感。

・4年ぶりの東京
 機窓からの見渡す限りのビル群に、この窓の一つ一つに人がいると思うとちょっと背筋が寒くなる。
羽田空港で岡本先生と会い、保護者として(?)品川駅高輪口まで送ってもらったものの、そこから徒歩2–3分のホテルに着くまでに迷って彷徨う。

・学生さんも一緒に学会に参加
 学生さん三名中二名が学会初参加とのこと。皆さんのキラキラした目が印象的!

・コングレッションバッグ
 参加者が希望すればもらえるバッグで、色はベージュ・ブラック•グレイッシュブルーの三種類。年齢性別問わず、グレイッシュブルーが圧倒的人気で、初日の終わりには完売状態。

・中庭の連絡路
 会場が二か所に分かれていて、中庭の小道を何度も往復(全部で10回通った)。
二日目は雨で歩くのはなかなか大変だったが、最終日は晴れ間ものぞき、オブジェも日差しに輝いて、濡れたつつじがとても綺麗だった。

・4年ぶりの現地開催学会への参加
 自分の発表に関わる遠方の先生と直接お会いしてお話しできたり、久しぶりに同門の先生とおしゃべりできたりと、リアルの良さを実感。コーヒー片手にゆるく視聴できるオンライン学会(それはそれでありがたい面も多いが)とは違い、スーツを着て演者の先生と同じ空間にいることで気も引き締まり、たくさんの知見を得ることができた。

以上、久しぶりに日常を離れ、充実した時間を過ごすことができました。

日本全国に大勢の小児科医仲間がいることに励まされ、この学会で学んだ知見や新たな視点を、明日からの診療・研究・教育に活かしていきたいと思います。

神経グループ 鈴木菜生