6/2~5に群馬県高崎市で第64回日本小児神経学会学術集会が開催されました。
コロナ禍にあってhybrid開催でしたが、口演発表者であったため現地参加となりました。
北海道から出るのはいつぶりなんだろう、と思い返すと、もうかれこれ3年ぶりくらいになっていました。
旭川から羽田空港へ、そして東京からは北陸新幹線に乗って高崎市へ向かいます。
実は、新幹線に乗った経験は修学旅行を含めても人生で4回くらいしかありません。
なので(?)、なんとなくテンションが上がります。
群馬県、恥ずかしながら、生まれも育ちも北海道の私にとって、位置関係がパッと出てこない県のひとつです。
草津温泉もあり、なんとなく山岳地帯をイメージしていましたが、地図で見てみると高崎市や前橋市までは東京から平地つづきなのですね。新幹線で50分ほど、大宮の次の停車駅が高崎で、体感ではとても近かったです。高崎市は北陸新幹線だけでなく上越新幹線も止まり、とても交通の便がよい場所のようでした。
駅に降り立つと、ダルマやぐんまちゃんにお目にかかりました。
群馬県に来た!という感じがします。
高崎駅前の巨大なヤマダ電機のビルに度肝を抜かれましたが、ヤマダ電機の本社ビルなのですね。
群馬が創業地なのだそうです。ちなみに、ケーズデンキは茨城県水戸市、コジマは栃木県宇都宮市とのことで、ちょっと豆知識を得ました。
ホテルに着いてしばらく経ったころ、”バチバチ”と激しい音が外から聞こえてきました。
外を見ると、雹(ひょう)が窓枠をたたきつける音でした。
人生で初めてみるほどの激しい雹で、後からニュースを見てしまいましたが、やはりただ事ではなく、90人ほどがけがをし、窓ガラスが割れたり車の天井がへこんだり、などの大きな被害が出ていました。北海道との天候の違いを感じます。
学会会場は駅から歩いて15分ほどの、「Gメッセ群馬」です。
途中、国内最大級の舞台を誇るという高崎芸術劇場を通ります。
思ったより歩きましたが、無事に会場につきました。
2020年開業とのことで真新しいだけでなく、最大13000人収容の施設だとのことで、
とにかく大きい!というのが第一印象でした。
過去に参加した会場の中でもトップクラスに大きい印象でした。
このご時世ですので、感染対策がしっかりとられています。会期中は毎日健康状態申告書を提出し、各会場でも演者が発表するごとにマイクを消毒するなど、係員の方のご尽力には本当に頭が下がります。
写真は私の発表会場です。私は口演の演者でしたので現地参加する必要がありましたが、ハイブリッド開催であり、多くのプログラムが配信されていました。北海道に住む身としては、配信の形式があるととてもありがたいので、今後もこの文化が続いてほしいと願っています。
発表後には数件のご質問を頂き、多くの示唆を頂きました。
また、他大学の先生に声をかけて頂き、感想を頂けたこともありがたいことでした。
久しぶりに開催された全国学会だったこともあり、現地参加された先生も多くいらっしゃいました。留学時にお世話になった先生や、元同僚に会って話せたのは、現地参加ならではであったと思います。他の地域の状況を聞いて、情報交換することができましたし、いろいろなフィールドで頑張っている元同僚たちの話を聞き、気持ちを新たにすることができました。
現在留学中の赤羽先生とも会えました。
とても忙しそうであることだけが心配で、心身ともに大事にしてくれたらと思います。
帰りにはお土産を買いましたが、先にも述べた通り群馬のことを全然知らないので、改めて調べました。
ガトーフェスタハラダのラスクが鉄板のおみやげのようですね(群馬のお土産ということを初めて知りました)。
他にも、写真のみそパンや、ぐんまちゃんチョコ、などをお土産とし、帰路につきました。
夕暮れの空をみつつ、北海道に帰りつきました。
高崎の昼は28℃、着いた時の旭川は7℃、と肌寒く、北海道に帰ってきたのを実感しました。
久しぶりの北海道外への学会参加は、いろいろな人に会えたり、新たな知識を得たり、とてもよい機会となりました。
安心して旅に出られる世の中になってくれればと思います。
神経グループ:竹口 諒