歳を取るということ

本学医学科6年生の皆さんにお知らせしている説明会ですが、すでに8名の学生さんから参加希望の連絡をもらいました。企画した私達としては嬉しい限りです。人数制限はありませんので、まだまだ皆さんからの連絡をお待ちしています!

さて、前回はカレーを作ったことを紹介しましたが、今回の独り言は歳を取る、すなわち加齢について。
最近歳を取ったなーって感じることがしばしばあります。近くが見えない、疲れが取れない、そのくせ朝早く目が覚める、新しいことが覚えられない、若いスタッフと話が合わない、涙もろくなった、肉より魚、枚挙にいとまがありません。でも、一番は「カレー」ネタを書いてて「加齢」ネタを思いつくことでしょうか。いや、思いつくだけならまだしも、それをホームページにアップしてしまうことかな。親父ギャグを発することに対して完全に抑制が効かなくなってます。そして、おそらくほとんどウケていない。今回も最初の数行を読んでオイオイって思った方、多いんじゃないでしょうか。

それはさておき。

先日の教室歓迎会の一コマ。

前列4人が小児科専攻医の先生達ですが、この中に私が指導を受けた先生のご子息が2人います。指導して頂いた先生のお子さんを自分が指導する。歳を取ったと感じる出来事です。今の自分があるのは君たちのお父様のお陰です。恩返しのためにもビシバシ厳しく指導せねば(笑)。

日常診療の中では、予防接種で受診した中学生の母子手帳を見て乳児期の予防接種欄に自分のサインがあると歳を取ったと感じますね。あと、自分が担当した患者さんが大人になって自分の子どもを連れて受診するようになる、なんていうのは小児科医としてかなり年季が入ってきた証拠です。歳は取りたくないけれど、こういうのは嬉しい。小児科医を長くやってて良かったな、またこれからも頑張ろうって心から思います。

医師2年目の時、当直中の様子。仕事しないで赤ちゃんの授乳中です。この日はあまり忙しくなかったんでしょうかね。もう20年以上前のことです。この子、今はもう成人しているんですね。きっと立派な大人になっているに違いない。それに対して自分はどれだけ成長できているんだろう。

当たり前ですが、みんな平等に歳を取ります。そして、ある時期を過ぎると成長よりも衰えの方が大きくなります。

「人は歩みを止めたときに、そして挑戦をあきらめたときに年老いていくのだと思います」

これは僕が医師になった翌年、アントニオ猪木が引退試合で語った言葉です。当時はあまり気に留めていませんでしたが、今は結構ずしっときます。まだまだ歩みを止めないで、少しずつでもいいから前に進んでいきたい。親父ギャグがウケないと嘆いている場合ではないのだ。

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