感じ方の違い

先日、医局で今西先生と山村先生が楽しそうにお喋りしているところを見かけました。やめときゃいいのに、おじさんも女性陣の話に入りたくて、「何楽しそうに話してんの?」って聞くと、「ガッキーと星野源が結婚したんですよ!!」とのこと。逃げ恥推しの山村先生はすごく嬉しいって喜んでて、この話をおかずにおかわり3杯はいけるそうです。
ダメだ、ついていけない。なぜそのテンションなのかが理解できない。そんな時、おじさんは退散あるのみです。仲間になんて入れる訳がない。そもそも入ろうとした自分が悪い。老兵は死なず、ただ消え去るのみ。

翌日、この話をグループの先生達にしたのですが、実は同じような出来事が病棟でも繰り広げられていたそうです。

初期研修医の土川先生、医学科6年生の岩間さんと5年生の和田さん。同じくこの話で盛り上がっていたそうですが、そこにいた二井先生、理解できなかったそうです。よかった。仲間がいて。ちなみに学生さん達に、「奥さんとその話にならなかったんですか?」って聞かれましたが、私と妻はアラフィフの同世代。なので話題に上ったのは、田村正和追悼ドラマ「古畑任三郎スペシャル」再放送の話だけでした。

話は変わりますが、この結婚話を聞いて“旭川医大小児科の星野源”こと松本先生のことを思い出しました。彼、現在国内留学中です。元気に頑張っているでしょうか。

しかし松本先生不在の間に、専攻医の泉先生が新たに“旭川医大小児科の星野源”の座に着こうとしています。

先日、上級医と一緒に赤ちゃんの蘇生に立ち会った泉先生。幸い赤ちゃんは元気で、そのことをお母さんに説明しに行ったんですが、そのお母さん、説明している上級医じゃなく、ず〜っと泉先生を見ていたそうです。そして質問もそこそこに、「星野源に似てる!コウノドリ見てました!」ですって。別に泉先生がコウノドリに出てたワケじゃないんですけどね。しかもコウノドリの星野源は小児科医ではなく産婦人科医でした…。

そもそも似てる似てないの感じ方には個人差があります。実は私、若かりし頃に竹野内豊に似てるって言われてたことがあります。受け持ち患者さんのお母さんの中には、私を「豊先生」って呼ぶ方もいました。若造の私をからかってたんだと思いますが、当時悪い気はしませんでした(笑)。そういえば最近は全く言われなくなったなぁ。

あと、以前大学の歯科口腔外科に、私に似た風貌の先生がいらっしゃった時期があり、時々間違えられてた記憶があります。たまに院内で高齢の方から「いや〜先生のお陰で、最近歯の調子がいいんですよ。」なんて話しかけられたりしてました。完全に守備範囲外の患者さんで、絶対に自分のことじゃないって思うんですが、感謝されたら感謝されたで悪い気はしません。そんな時は、人違いですよ、なんて野暮なことは言いません。おじいちゃんも感謝の気持ちを伝えられ(正確には伝わっていないが)、こっちも悪い気はしていない。お互いがハッピーに感じていたなら、それはそれでよかったんじゃないでしょうか!?

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