選択肢

先日、大学入試の二次試験が行われていました。

受験生の皆さん、実力を発揮することはできたでしょうか?
全員合格!という訳にはいかないと思いますが、努力した皆さんに良い結果が訪れることを祈っています。

ちなみに私の大学入試は今から約30年前、1991年のことでした。
18歳の私は、「北海道は寒いけぇ、防寒対策をせにゃあいけん」ということでダウンジャケットとトレッキングシューズを購入し、地図を片手に(まだ「ネットで検索」という言葉はなかった)新幹線ひかり号で東京に出て(まだ「のぞみ」はなかった)、浜松町からモノレールで羽田空港に行き(まだ「京急空港線」はなかった)、飛行機に乗って(当時は「日本エアシステム」が運行していた)、単身旭川に乗り込んだのでした。そして、今はなき「ニュー北海ホテル」に宿泊し(今は跡地にドーミーインが建っている)、縁起を担いて「とんかつ井泉5条店」でカツを食べ(5条店は昨年末に閉店した)、テレビで「東京ラブストーリー」(最近、現代版と称して2020とか2021版があるらしい)を見たことを、昨日のことのように思い出します。

リカに会うため部屋を出ようとするカンチに、“いや…行かないで”と抱きつくさとみに対して本気でイライラしたことは今でもはっきり憶えていますが、試験の手応えはあまり記憶に残っていません。でも無事合格できたってことは、まあまあの出来だったってことなんでしょうかね。そして約30年の時を経て、今の私があります。

私が旭川医大を受験した理由、それは、高校2年の修学旅行で訪れたニュージーランドの広大な自然に感動し、大自然の中での暮らしに憧れていたことと、できるだけ親元から離れたくて、日本地図を開くと北海道が実家から一番遠かったことという、面接で聞かれても、とても正直に答えられるものではなかったのでした(ちなみに北大も受験しましたが、ご縁がありませんでした…)。

進学先を決めるということは自分の人生において結構重大な選択の一つだったと思うのですが、今思えば実に浅い考えでしたね。でも私、これはこれで良かったと思っています。

人生は一本道ではなく、選択を迫られる場面は幾つもあって、悩むことも多いと思います。そして、選んだ道が失敗だったと思うことだってあるんじゃないでしょうか。でも失敗か成功かは自分次第。失敗と思っていても努力次第で成功に変えることだってできるだろうし、もし本当に失敗だったとしても今後の成功の糧にすることだってできるだろうし。

そもそも人生に選択肢があること自体が幸せなことなんだと思います。世界には、今まさに選択の余地もなく争いに巻き込まれている人達が大勢います。

私の頭の中では、この数日間Marvin Gayeの ”What’s Going On” が何度も繰り返されています。世界は一体どうなっているんだ…。

青い空と、白い雲と、赤や黄色の木々の調和。私が憧れた、北海道の大自然の風景です。
これらの色を国旗に配した二つの国が調和して、一日も早く平和が訪れてほしい。季節外れの紅葉の写真に願いを込め、今はただただ祈るばかりです。

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