出張旅日記:市内編2-泣いて笑って

9月に入っても、しばらく日中は半袖で過ごせる日が続いていました。そんな日にはどこかへ出かけて体を動かしたくなるんですよね。かと言って、昔のように時間もなければ体力もありません。何かするなら身近なところでホドホドに。ということで、先日私は外勤先の市内産婦人科病院へ、久々に自転車で行くことにしたのでした。

愛車の折りたたみ自転車に乗って、川沿いのサイクリングロードを漕ぐこと約20分。

中心部近くの公園に到着です。道中、草むらでは虫達が競って鳴いていました。いくら日中の気温が高いと言っても、季節はもう秋なんですね。

やらなきゃいけないことを置き去りにして時間だけが過ぎていく。本当に泣きたくなります。でも、「泣いてもいいけど泣き言は言うな」、だそうです…。

で、ここから更に約10分で目的地の病院に到着。この日、午前中は病棟で新生児診察、午後は外来で1か月健診でした。この日もたくさんの赤ちゃん達を診察しましたが、その元気な泣き声を聞いていると、こちらは自然と笑顔になります。

“あなたが生まれたとき
あなたは泣いていて
周りの人たちは笑っていたでしょう

だから、いつかあなたが死ぬときは
あなたが笑っていて
周りの人たちが泣いている

そんな人生を送りなさい“

かつてどこかで目にした言葉、ネイティブアメリカンの教えだそうです。自分もそんな人生を送りたい、そして、そんな人生になるような生き方をしなければ。元気に泣く赤ちゃんをあやしながら、私はそう思うのです。

さて、帰り道は(も)少し寄り道。

スターバックス旭川北彩都店でちょっと一息。

テラス席でコーヒーを飲みながらパソコンに向かっていると、日が暮れてきました。今日も一日が終わります。そろそろ家に帰ろうかな。

で、家に向かって自転車を漕いでいると、なんだか行きよりも進みが遅くて疲れることに気が付きます。

あれ?なんか雲行きが怪しい?遠くの空がちょっと泣きそうになっています。
実はこの時間、日本海を北上する台風の影響で旭川地方には強風警報が発令されていたのでした。しかも風向きは南南東。そう、私の進行方向です。

日没と共に下がってきた気温と、さっき飲んだコーヒーのせいで途中尿意を催してきた私は、逆風に向かって涙目になりながら折りたたみ自転車を漕ぎ続けます。そしてスーパーのトイレに滑り込み、用を足した後に手を洗ってふと鏡を見上げると、そこには乱れた髪の中年男性が安堵の笑みを浮かべながら立っていたのです。で、そのなんとも冴えない自分の姿を見て、私はちょっと泣きそうになったのでした…。

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