2022年 秋-ちいさい秋みつけた

秋、どことなく悲しさを感じる季節。

秋晴れの休日、空を見上げて思います。悲しいほど青い空、だと。それって季節のせい?それともこれから始まる当直のせい?

我が広島東洋カープは4年連続でクライマックスシリーズ進出を逃してしまいました。覚悟はしていたものの、やっぱり悲しい。あーあ、またいつか日本シリーズ観に行きたいなあ。

日が暮れるのが早くなり、気温がぐっと下がるのも、悲しい気持ちにさせる理由の一つなのかもしれません。この時期、夕方5時には外は暗くなって、肌寒さを感じるようになります。

トンボも独り、黄昏てるのかなあ。秋の夕暮れにトンボを見ると、私の頭の中では長渕剛の「とんぼ」が流れ始めます。
♪ああ しあわせのとんぼよ どこへ お前はどこへ飛んで行く

で、悲しい気持ちになった時、その気持ちを上げる方法ってなんでしょう。ドカンと全てを吹き飛ばしてくれるような楽しい出来事でもあればいいんですが、そんな都合のいいことなんてありません。
今後当直は全て免除!なんて無理な話だし、カープ優勝!は何年先の話か分からないし、夏が来た!っていうのも順番待ちで秋と冬と春が終わってからだし。

じゃあどうすんの?って話なんですが、そんな時は小さな幸せを積み重ねていくしかないですね。
そう、季節は秋。身の回りのちいさい秋達が、悲しい気持ちを癒してくれるかもしれません。

春、満開に咲き誇っていた大学のエゾヤマザクラ。赤く染まり始めた葉が爽やかな秋晴れの青空に映えます。

真っ赤な紅葉も綺麗ですが、この時期の「なりかけ」にも風情があります。たまたまトンボが写り込み、秋らしさが増しました。

秋じゃないと、落ち葉に目を留めることもないですよね。時にはしっかり足元を見つめることも大切です。

悲しい時、下を向くことで普段気にも留めないようなものに目が留まる。そして、少しだけ気持ちが前を向く。悲しい気持ちになった時には、立ち止まってうつむいて、足元にある小さい幸せを探してみるといいのかもしれません。

でも…。

結局一番元気が出るのは「食欲の秋」。
で、「値上げの秋」が続く中、最近外でラーメンを食す頻度が増えた私が見つめるべきものは、きっと足元なんかじゃなくて、お腹周りと今月の出費なのでしょう。