こんな所にそんな物?

ある日、医局に向かうエレベーターを降りてみると、

敷き詰められていたのはレッドカーペット、ではなくブルーの養生シート。そしてここを颯爽と通るのはドレスアップしたハリウッドスター、ではなくダンボールに詰められた荷物達です。

で、この荷物達の行き先はというと、

私達の実験室。実は先日、小児科の実験室に新しい研究機器が色々と搬入されたのでした。

で、新しいものが搬入されたということは、古いものが搬出されたということ。

こちら、搬出を待つ古い実験機器達。他にもまだまだ続きます。

クレーンまで使って、結構大掛かりな作業でした。お世話になった実験機器達よ、今までありがとう。そしてさようなら。

で、こちらが搬入された新しい機器の一部。私達の研究室も更に設備が充実し、あとは結果を出すだけですね…って、ちょっとプレッシャーなんですけど…。

さてこの作業の中、古い機器達に混じって実験室から出てきたのがこちら。

なぜこんな所にワインが?

これ、別に実験に使っていた訳でも、誰かが一杯飲みながら実験していた訳でもありません。機器の維持管理のため、常に冷房が効いて一定温度に保たれている実験室。そんなワインセラーのような部屋に、来るべき宴会の日に備えて保管していたワインの存在を、みんなが忘れていただけのようです。実験室の用途、ちょっと間違っているような気もしますが…。

それにしても思わぬ所から思わぬ物が出てくる、こんなことって普段の生活の中でも時々ありますよね。
こちら、昨年医会長退任の際、部屋を片付けていて机の引き出しから出てきたもの。

ご存知(?)「写ルンです」。私の青春時代に一世を風靡した使い捨てカメラ(レンズ付きフィルム)、懐かしいですね。でも、今や使ったことない方も多いのではないでしょうか?この「写ルンです」、いつどこで何を撮ったのか全く記憶がありません。でも試しに撮影してみると、ちゃんとフラッシュもたけました。残りあと9枚、撮り切ったら現像してみよう。どんな写真が写っているのか楽しみです。

こちらは昨年の帰省の際、実家の机の引き出しから出てきたもの。

ユニクロのメンバーズカード、私が高校生の頃のものです。言葉使い、イラスト、お誕生日が1900年代限定、全てに時代を感じます。ちなみに「紛失するまで有効」だそうですが、令和の時代でも大丈夫なんだろうか。

そして先日、ズボンのポケットから出てきたもの。

お正月に引いた大吉のおみくじ。どこに行ったか分からなくなっていましたが、きれいにお洗濯されて出てきました。

失物は「早く出る 物の間」だそうですが、よもや自分自身が失物になるとは思ってもいなかったに違いない。

そういえば、私たちの白衣のポケットからもお洗濯の時に色々なものが出てくるようです。メモ帳、ボールペン、お金、身分証、などなど…。

教室員の中には常習犯もいるそうです。お心当たりの先生、クリーニングの方達に迷惑かけないためにも気をつけましょうね。