お別れするのは寂しいけれど

先日、外勤で数年ぶりに路線バスを利用した時のこと。時間通りに近所の停留所に到着すると、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で乗務員が不足し、土日祝日ダイヤでの運行とさせて頂いています」との貼り紙が。え、マジ?私が乗ろうとしている平日運行便は来ないの?ということは、次のバスが来るのはまだ15分も先じゃないか。そんなの聞いてないよー!
って言っても来ないものは来ません。バス会社の方達も大変なんですね…。

仕方がないのでバスを待つ間、その辺をウロウロしていると、

川べりの雪が溶け始めていることに気付きます。そういえば、日差しに暖かさも感じます。無駄に思えたバスを待つ時間でしたが、それがなければ気付けなかった春の足音。もう3月も終わりなんですね。

そして、3月の終わりといえば、

先日行われた教室の壮行会。今年は、希望と不安を胸に人生の次のステージに向かう、8人の先生達の門出を祝いました。

で、開会の約1時間前。会場には壮行会の準備をする先生達の姿が。

段取りの確認中。準備に余念がありません。

花束のセッティングもバッチリですね。

でも、準備をしながらもどことなく背中に寂しさを感じます。
今年は別れを惜しむコメディカルの方達もたくさん参加してくれましたね。会うは別れの始まり、そして別れは新たな出会いの始まり。

大学を去る皆さんのこれからが、多くの素晴らしい出会いによって希望に満ちたものになりますように。

当たり前のことですが、

人生は晴れの日ばかりじゃありません。むしろ雲一つない快晴の日なんて、ほんの少ししかないんじゃないかな。

どんより曇り空の日もあれば、

吹雪の日だってあるはずです。

でも、

頑張っていれば、そのうちまた陽は差し込んでくるはず。少しでも日差しの暖かさを感じることができれば、別に快晴じゃなくたっていいじゃないか。

そして、

誰かが整備してくれた道や、

敷かれたレールの上だけを走っていたってつまらない。

道なき道を歩いていった、その先にしか見えない景色だってあるはずです。

お別れするのは寂しいけれど、去り行く人達も、残った私達も、一歩一歩慌てずに、でも一歩一歩着実に、これからの人生を歩んでいきたいですね。

トンネルを抜けた先には、どんな未来が待っているのだろう。