モノローグ

先週公開の「学会旅日記 第11回」。鈴木菜生先生がモノローグ風に書いてくれた記事ですが、これまでになかった形の旅日記に仕上がっています。「なんかいいなあ、この感じ」と、すぐに影響を受ける私。ということで今回の独り言は、同じ学会に参加した私のモノローグ風(鈴木菜生風)旅日記、要はパクりネタです。

・何年かぶりの東京
機窓から見える東京のビル群。

こんなゴミゴミした所になんて住む気がしない、と改めて思う。
羽田空港で、品川のホテルまで辿り着けるかどうか心配だという鈴木先生と会い、保護者として(?)品川駅高輪口まで送ったものの、結局彼女はそこから徒歩2〜3分のホテルに着くまでに迷ったらしい。しかし、かく言う私も大崎駅から徒歩4分のホテルに着くまでに迷って彷徨う。

・会場までは徒歩で移動
都会の人達は、一駅ぐらい健康のために歩くらしい。せっかくなので私もスーツと革靴に身を包み、リュック背負ってイヤホンして東京の街を闊歩。

完全に都会の通勤景色に溶け込む私。しかし、イヤホンで聴いているのがGoogleマップの経路案内なのはちょっと残念。しかも、それでも会場に着くまでに迷って彷徨う。

・コングレッションバッグ
参加者が希望すればもらえるバッグで、色はベージュ・ブラック・グレイッシュブルーの三種類。年齢性別問わず、グレイッシュブルーが圧倒的人気だったとのこと。

一緒に参加した学生さん3人と教授と医会長と鈴木先生。確かに6人中4人がグレイッシュブルーを選んでいた。
ちなみに天邪鬼な私は、

そもそもバッグをもらわなかった。

・会場までの道、中庭の連絡路
会場が二か所に分かれていて、中庭の小道を往復(2回しか通らなかった)。

つつじが咲いていて、春から初夏に向かって季節が進んでいることを実感。
そしてホテルから会場までの道でも、

綺麗な薔薇の花や、

鮮やかな新緑に目を奪われる。北海道は桜の季節がこれからだというのに。早く北国にも春が来てほしい。

・帰路
会場だけでなく、帰りの空港や機内でも多くの同門の先生達と会い、久しぶりにお話しする機会があった。対面で近況を報告しあうという、数年前までは当たり前だったことが、特別なことになってしまったと改めて感じる。

・そして旭川
3日ぶりの旭川は、とにかく寒かった。

天候は雨、気温は2.3℃。数時間前まで春の中にいたのに、また冬に逆戻り。でもあと半月もすれば北国にも遅い春はやってくる。短期間に二度も春を実感できるなんて幸せではないかと自分に言い聞かせ、雨の中を震えながら駐車場に向かい、また日常に戻る。

以上が私の学会旅日記、いかがだったでしょうか。

ちなみに “モノローグ”とは “独白”、“独白”とはすなわち “独り言”なんですよね。“顧客”より“クライアント”、“庭いじり”より“ガーデニング”、 “サソリ固め”より“スコーピオンデスロック”、なんとなくカタカナ文字の方がカッコよく聞こえます。

「だったらこのコーナー、『とある小児科医の独り言』よりも『とある小児科医のモノローグ』って名前の方がカッコよかったじゃないか…。」

これが今回の独り言を書きながらふと出てきた、私のモノローグだったのでした。