道草

先日、斜里出張の帰り道。

青空の下、斜里岳があまりにもきれいだったので、思わず車を停めて写真撮影。さすが日本百名山の一つ。その美しい姿に見惚れてしまいます。

そして途中の小清水原生花園から望むオホーツク海と知床連山。これも素晴らしい景色です。

この日は波が高く、大きな波音が響いていました。負けじと私も海に向かって大声を出したい衝動に駆られますが、そこはガマンガマン。景色を楽しむ周りの人達だって、中年男性が独り海に向かって絶叫している姿なんて見たくないに違いない。せっかくの風情がぶち壊しです。そもそも公衆の面前で大声出すなんて、いい歳して恥ずかしいし…。
それにしてもいい天気。しかもこんないい景色に何だか得した気分になった私。この日の道草はここまでにして、帰路に着きます。

別のある日、病院から徒歩1分の距離にある看護学校の講義に向かう途中。

青空の下、桜があまりにもきれいだったので、思わず足を止めて写真撮影。特に桜の名所というわけではないですが、その美しさに見惚れてしまいます。

そして途中の道路脇のチューリップ。こちらはまだまだ蕾です。静かに開花の時を待つチューリップ達は、この後一体どんな色の花を咲かせてくれるのでしょう。と、呑気にそんなことを考えている時間はありません。この後私には90分間の講義が待っています。長丁場の講義に飽きないようにと、たまに発する親父ギャグは不発が続いていますが、そんなことで挫ける私ではありません。
今日も密かにネタを仕込んでいる私。この日の道草はここまでにして、急いで教室に向かいます。

そして、また別のある日、雄武出張の帰り道。

青空の下、新緑の白樺林がきれいだったので、思わず車を停めて写真撮影。こんな、どこにでもあるような景色にも、心が洗われるような気がします。

そして途中にある道の駅の駐車場で風にたなびく鯉のぼり。5月を迎えて季節はすっかり春ですが、今年は暖かい日が多く雪解けも早かったですね。例年よりも早く、北国でも春の訪れを感じました。そして白樺、青空、風とくれば、そう、あの歌です。
♪白樺 青空 南風 こぶし咲く あの丘北国の あゝ 北国の春(作詞:いではく)
バリバリの昭和生まれの私。この日の道草はここまでにして、千昌夫の往年のヒット曲「北国の春」を歌いながら帰路に着きます。

そして、またまた別のある日、当直明けの帰り道。

「北国の春」の続きで、コブシの花。思わず駐車場に向かう足を止めて写真撮影。本当に今年は春が来るのが早かった。すでにコブシの花も散り始めています。

そして駐車場の隅には、風に運ばれて積もった桜の花びら。例年より開花が1週間ぐらい早かった今年の桜、油断している間にもう散り始めです。

そういえば、連休明け締め切りの仕事がいくつも残っている私。油断している間に期限が迫ってきています。
ということで、呑気に道草ばっかり食ってないで、ちゃんとやることやらないとダメなのでした。