学会旅日記 第16回

空の上から失礼します。
2024年4月19~21日に福岡で開催された、第127回 日本小児科学会学術集会に参加させていただきました。
学会が終わり、新千歳空港に向かう飛行機の中でこの日記を書いています。
記憶の新しい内に学会を振り返りたいと思います。

 

2時間ほど飛行機に乗り、福岡の街が見えてきました。

空が澱んでいますね。隣国から黄砂が飛んできていました。鼻炎持ちの私は恐れ慄き、ついに着陸かと思いきや…

めちゃくちゃ市街地に向かっていくではありませんか!

恐る恐る窓の外を見ていると、

滑走路が見えてホッとしました。

空港から地下鉄に乗って10分ほどで、

博多駅に着きました。素敵な時計ですね。
北海道の空港は郊外にあることが多いので、このアクセスの良さはとても羨ましいですね。

翌日発表があったので、学会に行ってきました。

学会メイン会場のヒルトン福岡シーホークというホテルです。
お隣にある福岡ソフトバンクホークスの本拠地である福岡paypayドームが小さく見えるくらい大きな会場です。

会場の入り口に行くと、

子ども達の写真で作られた九州の形はとても心温まるポスターですね。

しかし、私のポスター発表は他の会場だったので少し歩くと、

会場の向かいの公園で子ども達が元気に遊んでいました。
今回の学会のタイトルは「Bright futures to your birth!」です。この様な幸せな光景のために勉強しに来ていると思うと、非常に身の引き締まる思いです。

10分ほど歩き、

ポスター会場に到着しました。

今回のポスター発表はコアタイム方式という1時間ポスターの前に立ち、来られた方に説明する方式でした。
非常に稀な疾患の報告で、誰からも質問されないか心配でしたが、なんと千葉で小児科医をやっている部活の後輩が来てくれました。
こうして旧交を温めることができるのも、学会の良いところですね。

学会が終わり、少しだけ足を伸ばして、

太宰府天満宮に行ってきました。
学問の神様で有名な菅原道真公が祀られています。
実は縁切り神社としても有名らしく、学問に加えてこの数年で降りかかった悪い縁をお切りいただける様に祈ってきました。

日は暮れ、折角なので福岡グルメを食べに行きました。

水炊きです。あご出汁が効いていて鳥のうまみも強く、とても美味しかったです。北海道と食文化が全く違うので、現地の文化に触れられるのも現地参加の良いところですね。
発表の疲れも癒えました。

水炊きを食べた後の〆は、

こちらもお馴染み豚骨ラーメンです。
豚骨というとコッテリなイメージでしたが、細い麺がスルスルと喉を通って行きますね。
現地参加の学会では物理的に身を引き締めるのは難しいようです…

最後の方は学会というよりグルメレポートとなってしまいましたが、私が小児科医になった時期はコロナ禍であったため、小児科学会学術集会に現地参加するのは初めての経験でした。
発表はもちろん勉強になりましたが、全国の先生方の発表を聴講させていただき、非常に刺激的でした。
学会で学んだことを明日からの診療に活かせるように、これからも頑張っていきたいと思います。

専攻医 田丸英樹