学会旅日記 第17回

みなさまこんにちは。5月30日~6月1日の3日間、愛知県名古屋市で開催された第66回日本小児神経学会学術集会に参加してきました。一昨年まで名古屋市に住んでいましたので、迷うこともなくスイスイ~と到着しました。そしてサササッと発表を終えて、スイスイ~と北海道に帰ってきました。完。

それでは旅日記にならないので詳細にご報告申し上げたいと思います。

旭川から名古屋に行くには、いくつかルートがありますが今回私は羽田空港で降り、東海道新幹線で名古屋に向かいました。これは名古屋駅の桜通口にある金時計。待ち合わせの定番スポットです。新幹線の改札が近い太閤口には銀時計があります。

ホテルのある金山駅に到着する頃には夜になっていました。
駅を出てすぐにきれいな灯篭が飾ってあったのでパシャリ。

エヴァ初号機と仮面ライダー。どうやら庵野秀明展をやっていたようで、是非行ってみたかったのですが時間がなかったので今回は断念しました。

翌日から学会に参加しました。会場の名古屋国際会議場はとても広く、建物が4つに分かれていたので、初めはあたりをキョロキョロしながら右往左往してしまいすごく挙動不審でした。これは全国学会あるあるではないでしょうか。そして会場内には原寸大の金のシャチホコが飾ってありました(さすが名古屋)。

ちなみにこれは息子の一発芸「シャチホコ」。名古屋時代に習得した技です。

学会の話に戻ります。私の発表はMECP2重複症候群という病気にmicroRNAがどのように病態に関与しているのか、という基礎研究寄りのものでした。臨床発表が多い中で、会場の反応がどうなるのか心配でしたが、いくつか質問を頂きましたし、実際に同疾患を診療している先生からも声をかけて頂くことができ大変に有意義でした。基礎研究の内容は初見では分かりづらいことは仕方がないと思います。しかし、それでも決められた時間内に第三者に内容を理解してもらうためのスキルはすごく重要だとも思います。実際に現地で口演を行って本当に良かったです。

発表後はすっかり肩の荷が下り、軽やかなる足取りでその後の時間を過ごしました。普段会えない同門の先生や、同期の先生と食事をすることができたのも現地参加ならではでした。こちらは名古屋といえばのどて煮、お酒にすごく合います。お寿司が大好物なので、学会終了の自分へのご褒美として三河産のお寿司も堪能しました。

今回同年代の若い先生方が臨床や研究の第一線で活躍している様子をたくさん見たように思います。今、私には明確な目標がいくつかあります。その目標をクリアし、全国の先生方に負けないように日々努力するべきだと改めて思い直しました。

神経グループ 赤羽裕一