負けないで

平年より雪解けが早く進む旭川。

もう足元を気にしながら歩く必要もなくなりました。

雪が溶けた道路脇には、

あちこちで蕗のとうが顔を出しています。

近くを流れる忠別川では、

川縁の雪が溶けて水量が増してきました。
こういう景色もそうですが、こうやって橋の欄干から身を乗り出し、少し冷たい風を頬に感じながらゆっくり写真を撮っていること自体が、私に春の訪れを実感させます。

気温4℃以上で作動する愛車のアイドリングストップ機能も、春の使者の一つです。
本当に、暖かく春を感じる日が増えてきました。

そんな中で迎えた新年度。

4月1日は、その始まりを祝うかのような晴天でした。

遠く旭岳の向こうから差し込む朝日。
医局から見える景色も、またひと味違って見えます。

年度末、空っぽになった机にも、

新しい主人がやってきました。

新年度、新たに5人の先生たちを迎え、教室の次の一年が始まりました。
留学帰りの中堅、専門グループでの研修を始める若手、そして小児科医として第一歩を踏み出したばかりの新人と、それぞれ立場は違いますが、歓迎会では皆、それぞれの抱負を語ってくれました。

なんか、眩しくていいなあ。

もちろん晴れの日ばかりでなく、

どんより曇りの日や、雨や雪の日もあるでしょう。

そして、いろんなことに負けそうになることもあるだろうけど、どうか今のフレッシュな気持ちを忘れずに、これから一緒に頑張ろう。

と、大学勤務20年目、

新年度で変わったことといえば、病院から支給されるスマホの機種ぐらいという私は、

年度替わりのご挨拶でいただいたお菓子の山を前にして、その誘惑に負けそうになりながら、しみじみと思うのでした。