小野田ひかる先生の論文が掲載されました。

小野田ひかる先生(専攻医)の論文が掲載されました。

Gallstone ileus in a 25-year-old female with cyclin-dependent kinase-like 5 deficiency disorder: A case report.

Onoda H, Kuroda M, Takeguchi R, Tanaka R, Ishii D, Miyagi H, Hirasawa M, Takahashi S.

Case Rep Gastrointest Med 2025, 4901433. doi.10.1155/crgm/4901433

以下、論文の要旨になります。

発達性てんかん性脳症の一つであるCDKL5欠損症の若年女性において、コレステロール系胆石による小腸閉鎖の症例を報告しました。胆石イレウスは、胆石が胆嚢炎により生じた胆のう・消化管瘻を経由して消化管内に落石して腸管に嵌頓して生じるイレウスです。高齢者の腸閉塞の原因として鑑別することが重要ですが、若年者であっても胆石症の発症リスクのある患者では考慮すべき病態であることを指摘しました。