トラブル発生

先日の標茶出張でのこと。

予定通りの時刻に美幌駅に着いた私。

ところが、

そこにいるはずのお迎えの車がありません。
いや、お迎えどころか、人の気配すらありません。

でもまあ、20年以上も出張生活をしていれば、この程度のことでは驚きません。
降車駅を寝過ごす、上りと下りと間違って列車に乗る、行くべき病院を間違える、行くべき日付を間違えるなどなど、数々のトラブルを実体験として、あるいは見聞きしてきた私にとって、全く慌てるようなことではありません。

ということで、

一昔前なら公衆電話からですが、もちろん自分のスマホで病院に連絡。
どうやら、ちょっとしたコミュニケーションエラーだったようで、「あと1時間半ぐらいで到着します」とのこと。
さて、このあと1時間半、ここで何をしよう。

まずは、周辺を散策。

こんな夜遅くじゃ、絶景どころじゃないし、

物産館も閉店しています。

でも、

今まで気にも留めていませんでしたが、物産館の近くには開駅60周年を記念した機関車の車輪のオブジェが飾られていたんですね。

美幌駅の歴史もゆっくり勉強できました。
開駅してから100年以上が経っているなんて、知らなかった。

これも初めて見ましたが、美幌町出身の彫刻家が作成したアイヌ民族の酋長の像だそうです。

そして、ここは昭和28年の映画「君の名は」のロケ地にもなっていたそうで、記念の石碑がありました。
映画は見たことありませんが、「忘却とは…」の一文が想像を掻き立てます。

で、周辺の散策を終えて駅舎に入ると、

やっぱり誰もいません。

ステーション文庫は、私のような人のためのものなんででしょうか?
普段手に取らないような漫画や本をパラパラと立ち読みしてみたら、意外とおもしろかったです。

周辺のイベント情報もじっくりチェックできました。
「和牛まつり」のテツandトモ爆笑ライブとか、「出張!なんでも鑑定団 in 遠軽」とか、ちょっと見に行きたい。

その後、

歩いて5分くらいのコンビニでコーヒーを買い、無人の駅舎に戻ってちょっとだけお仕事。
なんだかんだで1時間半が経ち、無事お迎えの車が来てくれました。

何度も利用している美幌駅でしたが、今回のトラブルのおかげでいろんな発見がありました。
予定外の出来事って、意外と何かを得られるきっかけになったりするのかもしれませんね。

さて、次はいつ、どこで、どんなトラブルに出会うんだろう。