師走です。今年も残り1か月を切りました。
12月に入り、病棟のクリスマスの飾り付けも本格化しています。
景色もすっかり冬。こういうのを見ると、一年の終わりが近づいていることを実感します。
で、この時期の風物詩の一つが「今年の漢字」。京都清水寺の貫主(住職)が、一年の世相を表す漢字一文字を、舞台で大きな紙に立派な筆でシャッシャと書いて発表するという、アレです。今年は一体どんな字が選ばれるのでしょうか。
ちなみに私が選んだ今年の漢字は、
「新」でした。
毛筆8級の私が、自宅でレシートの裏に筆ペンでサッサと書いた下手な字はさておき、今年一年を振り返ってみると、年の初めに私達旭川医大小児科にとって、とても大きな出来事がありました。それが、
「新」教授の就任でした。旭川医大小児科が髙橋「新」体制となって、早一年。日々の診療の充実はもちろん、
実験室にも「新」しい機械がたくさん入り、研究の環境も更に充実しました。
今年度「新」しく教室の仲間となった先生達も、それぞれの立場で活躍しています。
もちろん新メンバーだけでなく、
櫻井先生は診療だけでなく大学院の「新」入生として頑張っています。
そしてこれまでの仕事をまとめて今年「新」たに学位を取得したのは、
二井先生と、
竹口先生でした。竹口先生は、先日学会の優秀ポスター賞も受賞されましたね。来年彼らの活躍に続くのは誰でしょうか。
世の中の出来事としては、今年は「新」型コロナウイルス感染症が5類に引き下げとなり、以前の生活が戻ってきた一年でもありました。学会や研究会なども現地開催されるようになり、私も、
「新」千歳空港を利用することや、
「新」幹線に乗って現地参加する機会が増えました。コロナ禍で遠ざかっていた対面の良さを再認識する一年でしたが、同時にコロナ禍でお馴染みとなったオンライン参加の手軽さ、ありがたさを改めて実感する一年でもありました。
阪神タイガースのアレのアレ(日本一)で幕を下ろした今年のプロ野球。例年鯉の季節を境に失速する我が広島東洋カープは、
「新」井貴浩「新」監督の元で躍進し、下馬評を覆す2位という好成績でシーズンを終えました。久しぶりに10月までプロ野球を楽しむことができた一年でしたが、また来年も楽しみです。がんばれ、カープ。
そういえば、北海道日本ハムファイターズは今年「新」球場元年でしたね。
またいつか、カープ対ファイターズの日本シリーズを観に行きたいな。
私自身の出来事では、
今年は「新」たにギターに挑戦してみました。でも全然上手くなりません。そして熱し易く冷め易い私は、すでにギターを手にする日が激減しているのでした…。
そのくせ、
今年「新」規開拓したお店で、
どうみてもハイカロリーな「新」メニューに挑戦し続け、
元のベルトと同じ長さに切ったはずの「新」調ベルトがキツくなってしまった一年でもありました。このままではマズイです。
ということで、私自身は反省の多い一年でしたが、皆さんはどんな一年だったでしょうか。
世界に目を向けると、今年も本当に辛く悲しいニュースが多い一年でした。昨年の漢字に選ばれた「戦」は一向に収まる気配を見せず、むしろ拡大の一途を辿っています。
そんな混沌とした世界の中で、個人の力ではどうしようもないことも多いけれど、それでも自分自身を見失わずに来年一年をしっかりと過ごしたい。
皆さんもこの機会に、改めて一年を振り返って自分自身の「今年の漢字」を考えてみてはいかがでしょうか?