足跡

この季節、降り積もった雪の上には色々なものの足跡が残っています。

我が家の玄関先に残っていたのは、タイヤ跡の間に残るスズメの足跡。寒い旭川での越冬は大変そうですが、どうやら彼らは、窓枠の隙間に入り込んでいる大量のトンボ達を餌にして暮らしているようです。スズメ達にとって餌の心配がない我が家は、ちょうどいい越冬場所なのかな。

こちら、大学の駐車場に残っていたのは、

キタキツネの足跡でしょうか。本州人の私は、かつてキタキツネを見かけるたびに「おお、キツネがいる」とテンション上がっていましたが、道民歴30年以上となった今ではすっかり感動が薄れてしまいました。だってそこら辺に普通にいますもんね。

そして、こちらも大学の駐車場。

残っていたのはエゾリスの足跡。こちらは見かける機会が少ないせいでしょうか。エゾリスを見たら「おお、リスがいる」といまだにテンション上がります。駐車場で駆け回るのはいいけれど、車に轢かれないように気をつけてね。

こうやって足跡を見て、少し前までそこにいた動物達の気配を感じとることができるのは、降り積もった雪のおかげです。

でも、

ここまで積もるのはちょっと…。足跡つけて歩くのが大変です。

こうやって、ちゃんと通り道を作ってもらっていた方が断然歩きやすい。より早く、より安全に、そしてより確実に目的地に辿り着けます。

だけど、

道なき場所に自分で足跡つけて歩かないと、辿り着けない場所だってありますよね。今皆さんが目指している場所へは、どんな所を進んでいけば辿り着けそうですか?

さて、今年開講50周年を迎える私たち小児科学講座。

20年前に発刊した開講30周年記念誌に続き、今回は50周年記念誌で先人達の足跡を振り返り、そしてこれから目指すべき道を見定めたいと思っています。

ちなみにこの30周年記念誌に寄稿していた、20年前の私。そんなことなんて、すっかり記憶からなくなっていましたが、今改めて読み返すと実に稚拙でお恥ずかしい文章。一人称は「僕」、そしていかにも自分が書きそうな内容です。

できることならこんな足跡、きれいに消し去ってしまいたい…。