学会旅日記 第19回

2024年10月11日〜10月13日の3日間、京都府京都市で開催された第86回日本血液学会学術集会に参加してきました。

学会会場は国立京都国際会館で、1964年に着工された歴史ある厳かな建造物でした。

日本血液学会は成人も含めた血液領域の学会であり、参加者の数・学会の規模に驚かされました。

 

学会初日の特別講演1で、2012年にiPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞された京都大学の山中伸弥先生の非常に刺激的なご講演を拝聴することができました。

土地も建物も厳かな雰囲気で始まった学会ですが、各会場では熱い活発な討議がなされ、新たなコンセンサスを生み出すべく検討された最新の知見を広く学ぶことができました。

 

私の発表は学会最終日のoral sessionで、学会中は常に緊張しておりましたが、それもまた楽しめました。

 

 

 

 

 

 

演題発表を最終日の午前中に終え、一休み。

今まさに治療中・入院中の患者様の診療に活かせる知識から、近い将来に臨床診療へ応用することを目指した研究の現在地まで、学術集会でしか得られない情報を獲得できました。

何より、同じ専門領域で働く同世代が活躍している姿に刺激をもらったことが最大の収穫でした。

 

子供達の無邪気な笑顔を守るため、苦しむご家族を救えるように、この経験を生かして精進して参ります。

鴨川の鴨なのかもな。おおきにな。

 

血液・腫瘍グループ 福井晨介