学会旅日記 第12回

5月24日から27日まで、前日の実践教育セミナーも含めて4日間、岡山県で行われた第65回日本小児神経学会学術集会に参加させて頂きました。大学からは髙橋悟先生と私の二人が参加しました。

3年前に全国学会がコロナウイルスの影響でweb開催に変更になり、それ以来、道外の学会に現地参加することなく過ごしていたので、久しぶりでした。

今回の学会は、会場は9つ設けられ、朝8時30分から夜20時過ぎまで、多くのセッションが組まれていました。「先端研究と臨床的洞察の融合に向けて」というテーマのもと、最先端の神経科学から、日常の臨床にすぐに活かせる治療方法など、幅広く学べる内容になっていて、とても勉強になりました。

初日と2日目は、セッションを聞いた後、一人で夕食を摂りました。普段の外食は家族の意見で決まることが多く、一人で気ままに歩きながら、自由に選べる機会は久しぶりでした。岡山の5月は夜でも気温が20℃ぐらいで気持ちよかったです。

宿泊するホテルの方に地元のお酒が飲めるおいしい居酒屋さんを教えてもらいました。とても繁盛している様子でしたが、アルコールが元々飲めないのでそのまま歩き続け、結局入ったお店は、ご当地とは関係のない、下の写真のようなお店でした。自分で食べたいものを選ぶと、どうしてもこのような食事になってしまいます。でも、どちらもとても美味しかったです。

3日目の夕食は、同門の先生方と集まることができました。コロナ前までは普通だったことですが、今回はみんなで食事できたことが、とても嬉しく感じました。

私の発表はポスターで、「局在性てんかん放電を示した欠神発作症例の特徴」でした。
フリーディスカッションも無事に終わりましたが、発表内容については「新しい知見」にすることはできておらず、今一つの内容と感じていました。発表に関連して勉強したことを、今後のてんかん患者さんの診療に活かし、新しい気づきに繋げられるように日々頑張っていこうと改めて思いました。

神経グループ 田中 亮介