セミナー旅日記

ある土曜日の朝、我が家の家庭菜園で収穫したのは、

モロッコインゲンとミニトマト。実は枝豆もいい感じで育っていて、そろそろ収穫しないといけないんですが、この日の私にそんな余裕はありません。なぜなら飛行機の搭乗時刻が迫っているから。
ということで気になる枝豆はそのままに、自宅から約10分かけて旭川空港に到着。そして、

羽田行きのJAL 552便に乗り込みます。随分と家族連れで混んでいるなあと思ったら、世の中夏休みだったんですね。そして飛行機から電車、新幹線、そしてもう一回電車と乗り継いで、最終的に辿り着いたのは、

今年で市制100周年を迎えた静岡県沼津市。さらに沼津駅北口から炎天下を徒歩数分。

約1400kmの道のりを5時間かけて、やっと会場に到着です。ということで、今回私は日本新生児成育医学会主催の教育セミナーに、スタッフとして参加してきました。

このセミナーは新生児医療に従事する若手医師を対象にしたもので、実に4年ぶりの現地開催でした。

会場は、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地から集まった若者達の熱気で溢れていました。コロナ禍でのweb開催は、気軽に参加できるといったメリットはありましたが、やはり熱量、そして親密度は対面の方が圧倒的に勝ります。参加者の皆さんは、この3日間のセミナーで全国にたくさんの仲間ができたのではないでしょうか。
こういう出会いって本当に貴重だと思います。明日からの診療に役立つ知識だけでなく、これからの長い医師人生にとって大切なものが得られたなら、本当に嬉しく思います。私自身も多くの新しい出会いがありました。また皆さん達と学会などで再開できたらいいですね。

さて濃密な3日間が終わり、帰りの飛行機まで少し時間があったので、ちょっとだけ沼津の街を散策です。

沼津港近くには、たくさんの飲食店やお土産物屋さんが立ち並んでいました。

こちらは沼津港深海水族館。ここには多くの深海魚の他にシーラカンスが展示されているとのこと。とっても興味があったのですが、入り口には家族連れが長蛇の列を作っていたので断念。

で、深海魚が無理なら深海プリン。ラムネのジュレとプリンの組み合わせが、なかなかの美味でした。私は知りませんでしたが、これって結構有名なんですね。

そして雲の隙間から少しだけ見えた富士山。沼津、いい所ですね。他にも千本松原など観光スポットがたくさんあるみたいですが、今回は時間切れ。今度ゆっくり観光で来たい。

さて今回のセミナー、旭川医大の関連病院からも2人の先生が参加してくれました。2人とも子育て中の女性医師で、チューターや参加者たちと色々話し込んでいました。私は彼女達が困っていないかどうか様子が気になって仕方なかったんですが、そんな心配はご無用だったようです。多くの先生達と交流して、“私には聞かせられない話” が色々できたとのこと。
なんだそれ。話の内容がとっても気になる…。