私にはできない

先日、斜里出張からの帰り道。

青い空、緑の畑、そして白い雲を頂く斜里岳。北海道はいい季節になりました。
そして、こんないいお天気の日には、

つい途中の小清水原生花園に寄り道してしまう。
車を降りて少し歩くと、

原生花園の代表的な花の一つ、エゾキスゲをはじめとして、

ハマエンドウや、

ツルキジムシロなど、たくさんの花が咲いていました。

さらに歩くと、

遠く青空の下に知床連山が見えました。

この日は海も穏やかでした。こうやってのんびりしている間に時間が過ぎて、帰宅時間が遅くなるのは分かってるんだけど、こんな綺麗な景色を素通りするなんて、私にはできない。

そういえば今回の斜里出張では、

またハイカロリーなものを食べてしまった。もう少し考えて食事をした方がいいのは分かっているし、メニューの次ページにはもっと低カロリーの料理が載ってるのも知っていたんだけど、分厚い豚肉への欲求に打ち勝つことなんて、私にはできない。

おまけに、

服にソースをこぼしてしまった。拭いてはみたものの、これが限界。やる気の問題かもしれないけれど、これ以上きれいにすることは、私にはできない。

と、そんなできないだらけの私のことはさておき、

こちらは大学の小児在宅支援ぽぽの会が主催した、「医療的ケア児実技講習会」の様子。私もスタッフの1人として参加しました。

日常生活を送る上で人工呼吸、酸素吸入、経管栄養、点滴などの医療が必要なお子さん(医療的ケア児)が全国的に増えています。そんな医療的ケア児を支援する法律ができて3年。まだまだ十分とは言えませんが、少しずつ、でも確実に、支援の輪は広がってきています。

今回の講習会、旭川市内で医療的ケア児に関わる看護師さん、保育士さん、事業所の方々といった色々な職種の方が、子供達に何かあった時に「私にはできない」ではダメだという思いで参加して下さいました。

そんな思いに応えようと、準備に余念のない講師陣。運営側として色々と反省点はありましたが、これからも医療的ケア児とそのご家族、そして支援する多くの方達のお役に立てるよう、取り組みを続けたいと思っています。

後片付けも、「疲れたから、私にはできない」なんて言う人は1人もいませんでしたね。
受講者の皆様も、スタッフの皆様も、最後までお疲れ様でした。