最後の夜汽車

最近は、夕方5時近くになっても、

まだ日没前。春の足音が少しずつ聞こえてくる、そんなある日、斜里出張に出る私は、少し寂しい気持ちで旭川駅にやってきました。

なぜなら、3日後のダイヤ改正で特別快速となり、車両も変わってしまう特急大雪に乗る最後の日だったから。

この案内を見るのも今日が最後です。

心なしか、大雪君も寂しげな表情に見えます。

せっかくなので、アルファベット表記バージョンも。
「ワタシ、トテモサミシイ」と言っているかどうかは不明…。

彼とは、まだキハ183系だった頃からの付き合いでした。

色気付いたのか、こんな姿の時もありました。

最後となるこの日も、いつものように自由席に座り、

いつものように夕暮れの景色を眺め、

いつものように流氷ドラフトを飲み、仕事とうたた寝を繰り返しながら網走駅に到着。
そして最後に別れを告げようとすると、

すでに役目を終えていたんですね。今までありがとう。そして、お疲れ様。

で、今回のダイヤ改正で影響を受けるのは、もちろん行きだけではなく、

この案内を見るのもこの日が最後。
特急オホーツク4号は発車時刻が3時間近く早くなり、斜里出張の帰りに乗ることはなくなるのです。

特急オホーツクはなくなるわけではないので、そこまで寂しげな表情には見えません。

でもせっかくなので、アルファベット表記バージョンも。
「ワタシ、アシタカラヒルマハシル」とは言ってないか…。

彼とも、キハ183系だった頃からの付き合いです。

そういえば、こんな姿の時もありました。

最後となるこの日も、いつものように自由席に座り、

いつものように網走名物「かにめし弁当」はスルーして、

いつものように夕暮れの網走湖を眺め、仕事とうたた寝を繰り返しながら旭川駅に到着。
ホームに人がごった返していたので、お別れの写真は撮れなかったけれど、今までありがとう。そして、これからも頑張って。

そういえば、今回出張先の斜里では、

先週までびっしりと接岸していた流氷が遠く離れ、海明けの季節を迎えていました。
春の足音が少しずつ聞こえてくるこの時期は、こんなふうに別れの季節でもありますね。

今日は教室の壮行会。
今まで一緒に働いてきた仲間たちに、感謝の気持ちを伝えたいと思っています。