広島風お好み焼き

先日の記事で紹介しましたが、大学病院の周産母子センターが「赤ちゃんにやさしいNICU」に認定されました。この認定式が行われたのが、今年の母乳育児シンポジウム。そしてこのシンポジウムの開催地が、我が故郷広島でした。

シンポジウムに出席された長屋先生、帰りの広島空港で広島風お好み焼きを食べてきたとのこと。
ですよね。皆さん広島に行ったらお好み焼き食べますよね。でもせっかくなら、広島に行かなくても皆さんに広島風お好み焼きを食べてほしいなあと思う私。ということで今回の独り言は、「オレ流広島風お好み焼きの作り方」をご紹介したいと思います。ちなみにオレ流とは言いながら、実はNHKの『ためしてガッテン』で放送されたレシピの“ほぼ”パクリですので、悪しからず…。

さて、まずは生地の作り方。2人前で水100ml+牛乳50ml+薄力粉100g。牛乳入れるのがミソです。これをよーくかき混ぜたら、

こんな感じになります。そして、

キャベツを適当に切って洗い、お好みでネギ、もやしを準備します。
あとは豚バラ肉、削り節(私は鰹節を手で細かく潰します。粉末出汁でもオッケー)、焼きそば(うどんでもオッケー。というかむしろオススメ)、卵、そして、おたふくお好みソースで準備完了。

ホットプレートは、広めのものがよいです。理由は後ほど。で、ホットプレートを170℃に温めたら薄く油を引いて、おたまで生地を投入。

投入したら、おたまの背を使って薄く生地を伸ばしましょう。そして、

その上に今回は粉末出汁と、しらすを乗せ、

たっぷりのキャベツと、もやしとネギを適当に乗せます。この時、天かすを入れることも多いです。

そして豚バラ肉を広げ、つなぎ用の生地を少しかけたら、

ひっくり返します。この時、躊躇してはいけません。ヘラでお好み焼きを向こう側に寄せ、少し上に飛ばす意識を持ちながら一気に反転させる、これがポイントです。でも失敗しても大丈夫。散らばった具材を寄せ集め、生地の下に隠せば大丈夫。要は写真のような形になれば何でもいいんです。もし上手くひっくり返す自信がなければ、

一杯やりながら焼くと、調子が出るかもしれません。ちなみに私はいつもこのスタイルです。

さてひっくり返したらホットプレートの温度を220℃に上げ、約8分間焼きます。この時、決してお好み焼きを押さえつけてはいけません。押さえつけたい衝動を抑えつけて下さい。生地で蓋をして具材を蒸し焼きにするイメージです。そして、8分の焼き時間が後半に差し掛かったら、

隣のスペースで焼きそばを焼きます。そう、このためにホットプレートは広い方がいいんです。で、8分焼いたらキャベツの余分な水分を飛ばすためにお好み焼きを上から押さえつけて下さい。水分が出てくるのが分かるので、それがなくなるまでしっかり押さえつけましょう。そして円形に整えた焼きそばの上に、

並行移動します。その後、空いたスペースに、

卵を割ります。黄身をヘラで潰して、全体に少し広げて、

半熟のタイミングで再度並行移動。そして少し焼いたら、

もう一度ひっくり返して完成です!
仕上げにおたふくお好みソースをたっぷりかけ、そして鰹節を振りかけたら、

うーん、美味しそうですね。これを適当な大きさに切り分けて、マヨネーズを付けてパクりと食べると、お口の中に広島が広がります。多分。

ということで、皆さんもご自宅で広島風お好み焼きを作ってみてはいかがでしょうか?生地の作り方、ホットプレートの温度調整、最初の焼きの8分間は押さえつけない、そしてソースはおたふくお好みソース、これがオレ流(ほぼガッテン流)4つのポイントです。

さて最後にもう一点。広島の人に「広島焼き」は禁句です。「広島風お好み焼き」あるいは単に「お好み焼き」と言いましょう。そうしないと、かなりの確率で面倒なことになります。
もし私が「広島焼きの作り方教えて」と聞かれたら、きっとこういう答えを返すでしょう。

「ナニ?広島焼きってなんじゃ?広島焼きじゃのうて、お好み焼きじゃ。お好み焼きの作り方じゃったら教えてやるけぇ、ちゃんと言い直してくれんかいのう?」

どうです?かなり面倒臭いでしょ?