出張旅日記:紋別編-思い出の地

猛暑日とまではいきませんが、今年も暑い日が続いています。

散歩コースに立つ白樺の木も、暑さにやられてグッタリといった感じです。地球温暖化の影響なんでしょうか。本当にここ数年で北海道の夏も変わったなあと思います。

でも、そんな夏のある日の午後。自宅で車に乗り込んだ私の目に入ってきたのは、

ん?18.0℃?今って8月のはずなんですけど…。

そして夜には、

おー、15.5℃。半袖では寒いです。でもやっぱり今って8月のはずなんですけど…。
そしてお気付きの方がいらっしゃるでしょうか?実は走行距離が141km進んでいます。ということで、この8月らしくない気温の場所がどこだったかと言うと、

遠く闇夜に浮かぶカニの爪。そう、ここは、

出張でやって来た、カニの爪オブジェでお馴染み(?)の紋別市なのでした。

ここ紋別市は、私が20数年前に若手小児科医として1年3か月の間修行をした場所で、私にとって特別な思い出の地でもあります。昨年のふるさと納税では、納税額全国2位、そして納税件数は全国1位だったなんてニュースを聞くと、旧紋別人の私は本当に嬉しい気持ちになります。皆さん、紋別のためにありがとう!
とか言って、自分では一円も納税してないんですけどね…。

でも紋別人だった当時は、ここ「はまなす通り」で相当なお金を使いました。それで許して下さいな。

さて「はまなす通り」の他に、私が紋別での暮らしで思い出すものの一つが流氷です。青く晴れ渡った空の下、海を一面に覆い尽くした流氷を見た時の感動は、今でも忘れない。
ちなみにこれは、約10年前の冬に出張で紋別を訪れた際の一枚。

紋別の冬を彩る、もんべつ流氷まつり。見るからに寒そうです。

こちら、紋別のキャラクター「紋太」と、先ほど紹介した「カニの爪オブジェ」の氷像です。紋太、なかなか愛嬌がありますね。
そしてこの流氷まつりには、毎年芸能人がゲストとして招かれています。

これはなかなかの組み合わせでしたね。ちなみに私が紋別人だった時のゲストは水前寺清子でした。確か休日当番で病院に呼ばれ、見に行けなかったような記憶が…。

それはさておき、

ライトアップされた氷像は実に幻想的です。これを見ていると、暑さなんて吹き飛ぶんじゃないでしょうか?そして皆さん、ぜひ冬の紋別も訪れてみて下さいね。

さて今回、当時あった色々な出来事を思い出してみましたが、仕事のことも含めてここでは紹介できないような下らない内容が大半だったのでした。一体私は紋別の1年3か月で何をやっていたんだろう…。
ということで、ホームページで連載中の「若手関連病院日記」の記念すべき第1回で、現在の紋別の様子が紹介されています。私が紹介できなかった代わりに、という訳ではありませんが、ぜひこちらのページも訪れてみて下さいね。