日常

この度の地震で犠牲となられた方々にお悔やみ申し上げると共に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。そして、現地で様々な活動をなさっている方々に心より敬意を表します。

 

元旦の夕方、本当に衝撃的なニュースが飛び込んできました。悲しいニュースに心を痛めると同時に、何気ない日常を送れることの幸せを改めて感じる日々。ありがたいことに、私自身は穏やかな年末年始を過ごさせて頂きました。そんな当たり前の日々を過ごせていることに感謝しながら、今年もこの独り言で何気ない日常をお届けできればと思います。

私の年末年始は、仕事納めの翌日からの帰省で始まりました。本当に久しぶりの年末の帰省。でも「たいぎいけぇ、家におる(面倒だから、家にいる)」という母を実家に残し、9割5分自由行動を取った私。

そんな親不孝者がまず向かった先は、2022年に築城400年を記念してリニューアルされた福山城。

全国唯一の鉄板張りも復元されたそうです。鉄板張りって何?という方、詳しくは福山市のホームページで。

かつて日常を送った街の一風景ですが、実に絵になります。こういうのを見ると、特にお城マニアではない私でも全国城巡りをしてみたいと思ってしまう。でも日常生活の中で、そんな時間ないよな。

その後、カープグッズ売り場やお土産店を物色し、翌日私が向かった先は、

生まれ故郷の鞆の浦。目的もなく、少年時代に日常を過ごした街をブラブラと歩きます。

ガイドブックには載っていないけれど、私にとっては特別な景色達。

隣で妻が興味なさそうな顔をしていますが、そんなの関係ありません。

鞆の街を歩くことで、私は少年時代にタイムスリップすると同時に心癒され、

そして明日への活力が湧いてくるのです。

その後、高校生まで日常を過ごした思い出の場所もいくつか巡り、2泊3日の帰省は終了。年末年始にも関わらず、日常通り働く多くの人達のおかげでこうやって帰省できたことに感謝しながら、帰路につきます。

そして迎えた2024年。

さっそく北国の日常、「JOSETSU」を行い、

それを終えたら毎年恒例の初詣に行き、

そして、これまた毎年恒例のおみくじを引き、2年連続の大吉に気を良くしながら何の変哲もないお正月を過ごしていた夕方、突然飛び込んできた能登半島地震のニュース。日常なんて本当に一瞬で簡単に失われてしまうんだということを改めて思い知らされる出来事でした。

そして翌日が、私の初出勤日。

空はどんより曇り、またいつもの日常が始まります。

でも、そんな日常を送れることに感謝して、そして今も日常を奪われている人達に思いを寄せながら、与えられた持ち場で丁寧に一日を生きようと思うのです。

まだまだ被害の全貌すら明らかになっていませんが、一日も早く被災された方々の日常が戻りますように。

2024年も、どうぞ宜しくお願い致します。