開けっぱなし

こちら、私がよく当直帯に利用するローソン旭川医科大学病院店。

夜間閉店するホスピタルローソンも多い中、ここは24時間営業です。お陰で当直業務が忙しくて夜中にやっと一息つけた時でも、時間に関係なくお弁当や飲み物を買いに行けます。ローソンのない時代、同じような状況での選択肢は医局のカップ麺か自販機の冷凍焼おにぎり(時々売り切れ)だけでした。この2択で何度も空腹を凌いできた私にとって、24時間開いているローソンの存在は本当に貴重です。店内から漏れてくる光を見ていると、まるで後光が差しているかのよう。ありがたや〜、と心の中で合掌してから入店です。

で、こちらは当直業務が忙しくて夜中にやっと一息つけた時、反対に全くありがたくないもの。

日中、換気のために網戸にしていた部屋の窓。それが、

そのままになっています。部屋は明るく、外は暗い。しかも部屋の照明はLEDではなく、蛍光灯。ということは、そう。虫さん達がたくさん網戸近くに集まってきて、そして一部はすでに息絶えているのです。窓枠近くの絶望的な光景は、ちょっとここではお見せできません…。

で、一応備えはあるのですが、

残念ながら完璧にブロックという訳にはいかないようです。当直業務で急に呼ばれて仕方なく窓開けっぱなしになっちゃう時もあるんですが、夜はなるべく暗くなる前に閉めるように心がけないと。

さてこちらは、ある休日の医局。

入り口開けっぱなしで不用心な、と思いながら中に入ってみると、

学会発表準備中の田中先生がいました。「はぁ―」とか「あ゙―」とか、会期も近いのにため息まじりの独り言が聞こえてくるので、私はそっと隠し撮りだけして退室。でも学会発表は無事終わったようで、旅日記まで書いてくれました。

そしてこちらは、ある日の夜の実験室。

ドア全開ではありませんが、こちらも開けっぱなしで不用心な、と思いながら中に入ってみると、

実験中の長森先生がいました。無言で黙々と手を動かしている人の邪魔をするのは悪いので、ちょっとだけ声かけて、そしてそっと隠し撮りして退室。
ちなみに大学内の施錠し忘れた部屋では、時々窃盗事件が起きているようです。警備員の方も巡回していますが、各自が開けっぱなしのまま帰らないよう心がけないとダメですね。

そんな私が先日退勤時に着替えをしながら気付いたのは、開けっぱなしになっていた白衣のズボンのファスナー…。一体いつから。そして誰か気付いた人はいたんだろうか。

網戸に集まる大量の虫さん達や窃盗事件もショッキングですが、これはこれで結構ショッキングです。こんな経験、皆さんにもないでしょうか?
セキュリティのためにも、恥ずかしい思いをしないためにも、開けたら閉める習慣をしっかりと身につけるようにしましょうね。